ThinkParkハートクリニック

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 一般内科・外科

一般内科診療

一般内科では、下記のような内科疾患全般、インフルエンザ等の各種予防接種、各種健康診断などを行っております。

主な内科疾患

感冒 喘息 下痢 嘔吐 腹痛 アレルギー

一般外科診療
(労災保険指定医療機関)

一般外科では、外傷に対する処置全般、その他一般外科診療を行っております。

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが慢性的に低下している病気の総称です。 慢性腎臓病(CKD)は初期には自覚症状がほとんどなく、知らないうちに症状が進行していることがあります。 症状が進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れ、更に放っておくと、末期腎不全を起こし、人工透析や腎移植を受けることになります。 この慢性腎臓病(CKD)の原因のひとつに生活習慣病であるメタボリックシンドロームがあります。 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積が糖や脂肪の代謝に異常をもたらし、それによって起こる動脈硬化や血圧上昇などが全身の血管に少しずつ障害を与えていく病気で、 その過程で密かに慢性腎臓病(CKD)が進行してしまうのです。

腎臓を守るための生活改善

健康的なダイエット・内臓脂肪をためない

内臓脂肪をためないように食生活を見直すことが大切です。肥満、特に内臓脂肪の蓄積は慢性腎臓病のリスクを高める要因になります。

薄味に慣れる食習慣を

塩分過多は腎臓に負担をかけるため、減塩するようにしましょう。子供のころから薄味の食事に慣れるようにすることも大切です。

過度な運動の習慣

運動は肥満解消に重要です。健康であれば、定期的な運動により体に負荷をかけることは、腎臓機能を保つことに役立ちます。早歩き・ゆっくり水泳ぐらいの運動を定期的に行うのがお勧めです。

禁煙

喫煙は、血管を痛めつける大きな原因となります。喫煙者は禁煙外来などに相談しながら禁煙の努力をしましょう。

定期的な健康診断

血液検査で「血清クレアチニン値」が高めに出たり、血圧が高くなったりしたら医師にご相談ください。

健康診断などで、慢性腎臓病(CKD)が疑われた場合は精密検査が必要になります。慢性腎臓(CKD)と診断された場合は、 降圧剤などによる厳密な血圧管理を行うとともに、腎臓機能の低下によって起こる貧血、むくみ、骨粗鬆症などの治療を行います。

甲状腺疾患

のどにある甲状腺はホルモンを分泌し、全身の働きを活発化する機能を持っています。甲状腺ホルモンが多すぎても足りなくても様々な症状につながります。 甲状腺疾患は、女性にとても多い疾患で、主な疾患として「バセドウ病」と「橋本病(慢性甲状腺炎)」があります。

バセドウ病

ホルモン過剰で起こるのが「バセドウ病」です。女性の200人に1人がこの病気を持つとされ、男女比は1対4の割合で女性に多い疾患です。 患者数のピークは30歳前半で、20歳代の発症も少なくありません。 この病気では甲状腺にできる「自己抗体」という物質が甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモンを大量に分泌します。 ホルモンによって新陳代謝が促され、いつも運動しているのと同じ状態になります。汗を多くかくようになり、首元も腫れてきます。過剰な動きを強いられ、心臓などにも負担となります。

バセドウ病を早く見つけるためのチェックシート

  • 甲状腺が腫れる
  • 疲れやすさやだるさがある
  • 発汗の増加
  • 暑がりである
  • 脈が早い
  • 手足が震える
  • 体重が減少する
  • イライラする
  • かゆみがある
  • 口が渇く
  • 眠れない
  • 微熱が続く
  • 息切れがする
  • 髪の毛が抜ける
  • 排便の回数が増える
  • 眼球が出てくる

橋本病(慢性甲状腺炎)

甲状腺ホルモンが足りないと「橋本病」を引き起こします。自己抗体が甲状腺を破壊し、甲状腺ホルモンの分泌量を低下させます。 元気がない、記憶力の低下、食欲不振、便秘などの症状が出ます。 橋本病は特に女性の比率が高く、患者の94%を占め、20~30人に1人の女性がこの病気を持ちます。ただ、甲状腺ホルモンが不足し、治療が必要なのは3分の1にとどまります。 橋本病(慢性甲状腺炎)の平均年齢は、バセドウ病の20~30代に対して50歳前後と高く、この時期がちょうど更年期とも重なるため、更年期障害と間違う方も多いようです。

橋本病(慢性甲状腺炎)を早く見つけるためのチェックシート

  • 甲状腺が腫れる
  • 疲れやだるさがある
  • 発汗の減少
  • 寒がりである
  • 脈拍数が少ない
  • 顔や全身がむくむ
  • 体重が増加する
  • 気力がない
  • 皮膚が乾燥する
  • 声がかれる
  • 眠たい
  • 記憶力が低下する
  • 動作が鈍い
  • 髪の毛が拭ける
  • 便秘
  • 筋力が低下する

なぜ女性に多いのか

女性に甲状腺の病気が多い理由については、まだ十分には分かっていませんが、1つは、性染色体にある自己免疫に関する遺伝子の影響が疑われています。 甲状腺疾患に早めに気づくためには、症状が似ている更年期障害やうつ病などと区別することが大切です。

命の危険はない

この2つの病気とも治療薬があり命の危険を心配する必要はありませんが、女性に多い病気なので、治療薬と妊娠・出産の関係は抑えておきたいところです。 バセドウ病治療で一般的に使われる「メルカゾール」は、効果が高く副作用も少ないのですが、妊娠初期に服用すると、まれに子供に先天性異常が起きることがあります。

機能性胃腸症

機能性胃腸症とは、例えば胃潰瘍や胃炎といったはっきりと目に見える病気がないのに、胃もたれ、吐き気、胸やけ、嘔吐などの症状が出る病気のことを言います。 あまり聞き慣れない名前ですが、日本人の約8人に1人が患者とする見方もあるほどありふれた病気です。 以前は「胃下垂」や「胃アトニー」などと呼ばれ、最近まで「神経性胃炎」「慢性胃炎」などと診断されていました。 ストレスが主な原因と言われており、ストレス社会の現代病といってもよいでしょう。

機能性胃腸症の症状

機能性胃腸症の症状には、下記のようなものがあります。

・胃のもたれや痛み
・みぞおちの痛みや不快感
・食欲がない
・胸やけ
・少し食べるとすぐ満腹になる

上記のような症状が半年以上続き、直近の3ヶ月間は胃もたれ等が週に数回、みぞおちの痛みや焼ける感じが週に1回以上ある場合は、検査を受けましょう。

機能性胃腸症の原因

機能性胃腸症はストレスが深く関係しており、不安やストレス、過労等で自律神経のバランスが崩れることで胃の機能に影響し、胃もたれや痛みを招く可能性が高いと考えられています。 つまり、胃に食べ物が入っても胃の上部が拡張せず、すぐにお腹が一杯と感じてしまうため、胃の動きが弱まり、十二指腸に食べ物を送り出しにくくなります。 そのため、胃酸に対して胃や十二指腸が知覚過敏になることが原因と考えられます。

患者の傾向

機能性胃腸症は、子どもから高齢者まで、年齢や性別を問わずに発症します。特に、働き盛りのサラリーマンに多く見られますが、最近は、親の介護を抱える人たちに発症者が増えています。

他の病気との識別が重要

医療機関を早めに受診し、胃がんや胃潰瘍などがあるかどうかを内視鏡で調べることが重要です。 また、ピロリ菌の感染についても検査しましょう。

機能性胃腸症の主な対策

機能性胃腸症と診断された場合は、投薬や食事の改善などで病気の回復を目指します。

・睡眠を十分取る。
・ストレスをためない。
・禁煙する。
・1日3回、規則正しく食事をする。
・ゆっくりよくかんで食べる。
・脂っこいものや甘いもの、塩辛いものは控えめに。
・食事は腹八分目に。
・アルコールはほどほどに。

この病気は勤務時間が不規則になりがちな職種でよくみられると指摘されています。 生活が乱れることにより、自律神経のバランスが崩れ、胃にも負担がかかって動きが鈍くなるため、なるべく決まった時間に食事を摂ることや睡眠時間の確保など規則正しい生活を送ること、 併せて自分なりのストレス解消法も見つけることが大切です。


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